ミドル・シニア世代の結婚が増えている背景

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ミドル・シニア世代の結婚が増えている背景

ミドル・シニア世代の結婚が増えています。厚生労働省の人口動態統計によると2000年頃から50歳以上の婚姻届提出が増えており、年間6万人以上が50歳以上で結婚しているという報告もあります。その背景にはどんな理由があるのでしょうか。
① 生涯未婚率の増加
50歳までに1度も結婚したことがない人が2015年に男性で4人に1人、女性で7人に1人いたことがわかっています。(国立社会保障・人口問題研究所調べ)
生涯未婚率は50歳の時点で結婚をしていない人の割合を示すものであり、一生結婚をしない人の割合ではありません。50歳の時点で独身であれば、その後も結婚はしないだろうというみなしの数字です。しかし、現代は結婚観も多様化し、50歳を過ぎてから結婚する人も増えています。
② 熟年離婚の増加
50歳以上の熟年離婚件数は1990年と2000年を比較すると10年で3倍近く増えているといいます。現代のミドル・シニア層は活動的な人が多く、第二の人生を充実させる為に新たなパートナーを探す人も増えています。
③ 配偶者との死別
高齢化が進む中、配偶者と死別する人も増えています。前向きな人生を取り戻す為、死別後2年~3年後に再婚相手を探す人が増えているといいます。また、一方で高齢者の一人暮らしは約600万人とも言われています。(厚生労働省「国民生活基礎調査」より)

④ ミドル・シニアで結婚・再婚する意識の変化
一昔前までは50歳を過ぎて、婚活や結婚をするということはタブー視されていた傾向がありましたが、現代ではその意識がすっかり変化しています。ミドル・シニア世代でも積極的に結婚を考える人が増えています。

こうした背景が昨今のミドル・シニア結婚の増加の理由としてあります。では実際に結婚を考えている人の声を聞いてみましょう。

 

男女別にみるミドル・シニア婚活の理由

大崎さん(57歳・男性)は54歳の時に熟年離婚を経験します。突然、突きつけられた妻からの三行半。まさに大崎さんにとっては青天の霹靂だったそうです。約30年間の結婚生活を振り返ると家事や子育ては全て妻任せ、仕事漬けの毎日を送っていたとのことです。仕事に余裕ができた頃には夫婦の会話は殆ど無かったといいます。特にこれといった離婚の決定打はなく、長年の不満が蓄積し、子どもの独立を機に「これ以上一緒にいるのが苦痛」というのが妻から発せられた離婚の理由だったそうです。離婚後の大崎さんの生活はまず、食生活が乱れます。料理の経験は殆どなく、インスタントラーメンかスーパーの惣菜で凌ぐ毎日が続きます。そして、何より精神的ダメージを受け、酷く落ち込む日々を送ることになります。結婚生活中は妻がやっていたことに関心も示さず、感謝もせず、離婚してその有り難さに初めて気付かされることになるのです。
そんな大崎さんも一念発起して、再婚を決意します。“これからの人生をもう一度充実させる為”また、“精神的に支えてくれるパートナー”を求めて。

藤野さん(52歳・男性)は結婚をしたことがありません。結婚はいつか自然にできるものだと思っていたこれまでの藤野さんのスタイルは恋愛よりも仕事や趣味。女性には消極的であるが、結婚相手にはしっかりとした理想があり、妥協できない。というものでした。特に結婚にメリットを感じることもなく、40代までを過ごしますが、50代に差し掛かった頃に考えに変化が現れます。家事や料理が億劫になってきたこともありますが、結婚を考えるようになった一番の理由は子どもを持ちたいと思うようになったことだといいます。しかし、藤野さんが希望する結婚相手“家事や料理ができて若くて綺麗な人”はそう簡単に捕まえられるわけがありません。

女性の例を見てみましょう。
松本さん(50歳・女性)は体調不良を機に結婚を考えるようになります。外資系金融機関でキャリアウーマンとして働き、結婚は考えていなかった藤野さんですが、ある日インフルエンザにかかってしまい、数日寝込んでしまいます。看病に訪れる人も、気にかけてくれる人もいません。一人暮らしの部屋で冷蔵庫にあるものだけを食べて過ごし、ベッド中で考えたことはこのまま誰にも気づかれることなく、孤独死してしまうのではないだろうか…ということだったと言います。20代~40代では感じることのなかった大きな不安感が藤野さんを襲います。これを機に自分のこの状況を変えるべく、婚活を始めることになります。

馬場さん(57歳・女性)は50歳の時に熟年離婚をします。元夫と2人で小さな料理店を営んでいましたが、事あるごとに浴びせられる罵倒や無視といった精神的なドメスティックヴァイオレンスに加え、時には手を上げられることもあったといいます。このままでは自分が疲弊していく…いつしか離婚を真剣に考えるようになります。そして、一番下の子どもが高校を卒業したのを機に離婚に踏み切ります。子どもたちはそれぞれ独立し、一人暮らしになった藤野さんは老後の経済的安定と心を通わせることができるパートナーを求めて再婚を考えるようなります。

男性も女性も“パートナーが欲しい”というのは共通しているようですが、男性はやはり身の回りのことなどをしてくれる相手を求めがちです。あるミドル・シニアを対象にした結婚相談所では自己紹介カードに介護士やヘルパーという資格を書いた女性にお見合い希望が殺到するとう事例があったそうです。一方、女性は精神的なつながりや経済的な安定を求める傾向にあります。

 

ミドル・シニア婚でいい出会いが訪れない人

介護士やヘルパーの資格を持った女性にお見合い希望が殺到した例をみると、大崎さん(57歳・男性)のようにかつて妻を家政婦扱いしたことによる離婚が教訓となっているのか疑問に思います。再び同じことを求めてもいい出会いはないでしょう。パートナーではなく、家政婦を求めている男性を女性が選ぶわけがありません。女性は自分を大切にしてくれる人を選びます。家政婦ではなく、女性として扱って欲しいのです。また、女性は最初から男性の経済力に頼ろうとする人もいます。自立心のない人に男性は魅力を感じないでしょう。むしろ、そういう女性からは逃げたくなります。“自分で食べていけるくらいの経済力はあります”くらいのアピールが男性を安心させ、交際、結婚へもスムーズに進みます。馬場さん(57歳・女性)のように老後の安定を求めることも確かに必要かもしれませんが、そればかりを重要視する人にもいい出会いは訪れないないでしょう。
男性も女性も対等な関係であることがミドル・シニア婚を成功させる秘訣であることを忘れてはいけません。

藤野さん(52歳・男性)のように“家事や料理ができて若くて綺麗な人”が自然と現れてくれるというのも現実的ではありません。ミドル・シニアの魅力を発揮しない限り、若くて綺麗な人との出会いはないでしょう。若い人同士の結婚とは違います。長い間ひとりで過ごしてきた藤野さん(52歳・男性)や松本さん(50歳・女性)のような人は特に相手への気遣いが必要になってくるでしょうし、“自分との違い”を認めることも大切になってきます。このような姿勢が見えないと結婚は幻に終わってしまいます。

 

恋愛に年齢は全く関係ない、いい出会いがあることを信じましょう。

小宮さん(仮名)夫妻は夫、信之さんが57歳、妻、由美子さんが55歳の時に結婚した正にミドル・シニア婚です。2人は婚活中にミドル・シニア専門の結婚相談所主催のパーティで出会います。妻、由美子さんの方が夫、信之さんより3年先に登録し、婚活を続けていました。毎月開催されるお見合いパーティは参加者が20人~30人程、その中から約半数くらいの人がカラオケやボウリングなどの二次会に参加するというパターンでしたが、由美子さんの前になかなかいい人が現れなかったといいます。でも、必ずいい人に出会えるという信念を持ち、パートナー探しを続けます。そんなある日、いつものお見合いパーティで、信之さんに出会います。パーティでは信之さんと話しをすることができなかったのですが、二次会のカラオケで、由美子さんから声をかけたことがきっかけで、相談所を通じて信之さんからデートの誘いがあります。由美子さんが信之さんに惹かれた理由は、周囲への気遣いでした。みんなと馴染めず、ひとりポンツと座る人にカラオケを勧めたり、食べ物や飲み物を勧めたり、自分本位の人が多い中で、一際目立っていたのが、信之さんでした。また、由美子さんのスタンスも男性に経済力を求めるのではなく、温かく、話をしていて尊敬できる人を求めていたので、お互いすぐに打ち解け合うことができたとのことです。初めてのデートで2人は“昔から知っていたような感覚、最初から違和感がなかった”といいます。根気よく、積極的に婚活を続けていたら、絶対にいい人に出会えると由美子さんは言います。ミドル・シニアの出会いはこれまで培ってきた人間性が試されるといってもいいでしょう。他人への気配りができるか、相手に求めることが自分本位になっていないか。今一度、自分を冷静に客観的に見つめ直すことが必要かもしれません。
そして、何よりミドル・シニアの人に恋愛をしている感覚やときめきを感じて欲しいと小宮夫妻は言います。特に由美子さんは信之さんと出会って、恋愛やときめきに年齢は関係ないということを実感したと言います。

 

ミドル・シニア婚の障害を乗り越えるには強いと意志と工夫と思いやりが必要

ミドル・シニア婚の場合、大きく立ちはだかるのが家族の問題です。ミドル・シニア世代には既に独立した子どもを持つ人が多くいます。とにかく、ミドル・シニア婚には子どもの反対がつきものです。もちろん、祝福してくれる子どももいるでしょう。しかし、大抵女性は“お金目当て、財産狙い”と見られてしまいます。
金井さん(仮名)夫妻も家族の反対に苦しみ、悩んだといいます。金井さんの夫、章二さんは妻、美恵さんと出会った時に30代の息子2人がいました。2人とも独立をし、それぞれ家族を持っていたのですが、章二さんが美恵さんと結婚を決め、2人の息子にお披露目するとなった時、猛反対に合います。それから間もなく家族会議が開かれましたが、美恵さんの居場所はなく、歓迎されるどころか、結婚は諦めて欲しいと言わんばかりの雰囲気だったといいます。章二さんの息子たちの思わぬ反対に一時は結婚を諦めかけた2人ですが、章二さんは反対されても自分の幸せの為に美恵さんと籍を入れるのが当たり前と強い意志を見せます。2人の息子は章二さんの財産とマンションのことが気になっていたことがわかったので、再婚の条件と引き換えに2人の息子に生前贈与として、現金を渡したそうです。章二さんは美恵さんと2人で暮らしていけるだけの生活費を残し、後は息子2人に譲ったのです。そして、現在住んでいるマンションは章二さんの死後も妻美恵さんが使用するという内容の遺言書を作成するのです。
こうして、家族の反対という障害をいろいろな工夫で乗り越え、章二さんと美恵さんは晴れて結婚できます。また、その後、美恵さんも章二さんの家族関係には一切立ち入らないことを心に決めます。こういったお互いを思う賢い考えや気持ちこそが、ミドル・シニア婚がうまくいく極意と言っても過言ではないでしょう。

 

いろいろなミドル・シニア婚活のすすめ

どうやって結婚相手を探すのか?ミドル・シニアで婚活を始めようとする人が最初にぶち当たる壁かもしれません。友人や知人に紹介してもらう、パーティや同窓会で出会いのきっかけを掴む、結婚相談所に登録をする… 先に紹介した小宮夫妻のように運良くパーティやその二次会で出会うことも無くはありません。しかし、その出会いにはやはり時間とお金を費やしてしまいがちです。お金はともかくミドル・シニアには時間がありません。もちろん焦る必要はありませんが、早くいいパートナーに出会うことに越したことはありません。今、インターネットでの婚活が活況なのはご存知でしょうか。既に若い世代には浸透しています。最近ではミドル・シニアを専門としたサイトも注目を集めています。例えば、業界大手の楽天オーネットが運営する「オーネットスーペリア」は男性50歳以上、女性45歳以上が登録可能な結婚相談所です。35年以上の実績を持つ楽天オーネットが運営しているということでノウハウと信頼度は抜群といってもいいでしょう。サービスのエリアは関東・東海・関西・九州に渡っています。オーネットスーペリアのサービスの特徴として、
① ゴルフ、料理、日帰りバスツアーなどイベント型パーティを通じて出会いを提供している。
② 条件に合う人の紹介書(写真付プロフィール)が毎月2人まで届く。
③ イベントやパーティで気になった人を再度引き合わせる。
④ 専任アドバイザーによる相手候補紹介やお見合いの機会をセッティング。また、婚活中の相談や悩みに答えてくれる。
などがあります。また、費用は入会金30,000円、月会費10,000円(※ただし、イベントやパーティ参加費用は別途)となっています。一般の結婚相談所に比べるとかなりリーズナブルな価格に設定されているのも注目を集める理由になっています。

街角、集会所、習い事の場でも、偶然に出会いは訪れるかもしれません。しかし、今はパソコンやスマートフォンひとつあれば、全国に出会いの場は広がります。ミドル・シニア層の婚活の場合、まず、最初から結婚の意志を強くもった人と出会う必要があるでしょう。また、いろいろな障害が待ち構えている可能性もあります。なるべく最初から条件をクリアした人とも出会いやすいのがインターネットを介した結婚相談所や結婚サイトなのかもしれません。
少し新しいことに目を向けて、余生を一緒に楽しく過ごすパートナーを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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